こんにちはー福助です。
この記事では
8割の不具合を解決する修正コマンド
をご紹介させて頂きます。
Notesの不具合発生時に
この修正コマンドを実施するとほぼ直りますので
何か不具合が発生している際は参考にして下さい。
下記記事に一覧にしてまとめてあります。
よろしければブックマークやお気に入りに登録しご活用下さい。

Notes不具合発生時の修正コマンド
Notesの情報はほとんどネット上に無く、
Notesカスタマーサポートに問い合わせをしまくって
なんとか自分の物にできました。
この情報が同じ境遇でお困りの他のNotes管理者の方の元へ
届いておれば幸いです。
環境のご説明
今回説明する環境ですが下記の通りとなります。
■Notes
Notes9.0.1 Basic
■OS
Windows10 Enterprise
■Microsoft Office
Office2016Professional
■パソコンスペック
メモリ:8GB
Bit数 :64bit
■ネットワーク
無線LAN(固定IP)
おおよその不具合はこの修正コマンドで直ります
メールDBでエラーメッセージが発生したり等
Notesに不具合が起きている場合はこのあとご紹介します
修正コマンドを順番に実施して下さい。
Dominoコンソールを立ち上げ、
黒い画面が表示されますので
そこに修正コマンドを実施していきます。
Notesで発生している8割以上の大体の不具合は
この修正コマンドで解消します。
修正コマンド内容
修正コマンドは全体で約15分程度で完了しますが、
Notes管理者のみ実施する事が可能です。
下記順番通りにDominoコンソール上で実施して下さい。
①drop△mail&¥(対象IBM Lotus NotesDB名).NSF
②dbcache△flush
③load△fixup△-F△mail¥(対象IBM Lotus NotesDB名).NSF
④load△updall△-R△mail¥(対象IBM Lotus NotesDB).NSF
⑤load△compact△-c△mail¥(対象IBM Lotus NotesDB).NSF
・対象のメールDBを閉じた状態で実施して下さい。
・各修正コマンドの処理が確実に終わってから次のコマンドを実施して下さい。
各修正コマンドで何を実施しているのかは
下記参考にして下さい。
コマンドの意味:drop
drop
指定したDBのセッションを切断してくれます。
drop△all ・・・ 全てのDBの接続を切断します
drop△mail¥FUKUSUKE.NSF ・・・ FUKUSUKE.NSFのDBのみ接続を切断します
コマンドの意味:dbcache flush
dbcache flush
DBのキャッシュの開放を行います。
色々なキャッシュ(一時保存データ)をクリアしてさっぱりさせてあげます。
dbcache△flush△all ・・・ 全てのDBのキャッシュの開放を実施
dbcache△flush△mail¥FUKUSUKE.NSF ・・・ FUKUSUKE.NSFのDBのみキャッシュの開放を実施
コマンドの意味:load fixup -F
load fixup -F
指定したDBに何らかの破損、不具合があった場合に実行すると
修復してくれます。
load△fixup△-F△mail ・・・ mailフォルダ内の全てのDBを修復
load△fixup△-F△mail¥FUKUSUKE.NSF ・・・ FUKUSUKE.NSFのDBのみを修復
コマンドの意味:load updall -R
load updall -R
指定したDBファイルを再構築してくれます。
fixupをした後に実施します。
load△updall△-R△mail ・・・ mailフォルダ内の全てのDBを再構築します
load△updall△-R△mail¥FUKUSUKE.NSF ・・・ FUKUSUKE.NSFのDBのみを再構築します
コマンドの意味:load compact
load compact -c
メールDBの容量を圧縮し、DBの破損情報の修復を行ないます。
load△compact△-c△mail ・・・ mailフォルダ内の全てのDBの容量を圧縮&修復
load△compact△-c△mail¥FUKUSUKE.NSF ・・・ FUKUSUKE.NSFのDBのみ容量を圧縮&修復
まとめ
①drop mail¥(対象IBM Lotus NotesDB名).NSF
②dbcache flush
③load fixup -F mail¥(対象IBM Lotus NotesDB名).NSF
④load updall -R mail¥(対象IBM Lotus NotesDB).NSF
⑤load compact -c mail¥(対象IBM Lotus NotesDB).NSF
Notesで不具合が発生した場合は上記修正コマンドを実施する。
これでも解消しない場合は別途要調査となります。
Notesは毎日必ず使用するアプリケーションですので
何か不具合が起きた場合に対応する優先順位は高くなりますよね。
そうした際にOffice製品等と比べて
情報が極端に少ないのはかなり痛手でした。
しかしこの修正コマンドを知ってからは
ほとんどこれで解消しますので随分対応が楽になりました。
是非参考にして下さい。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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